最後の恋
「ねぇねぇ、駿くんはなんていう学校に行ってるの?」
「俺は森ヶ丘学園っていうとこだけど…」
「やった!
私も明日その学校に転校するんだ!
よろしくね」
「よろしく」
私今日はついてるー!
早速、友達ができるなんて思ってなかったな
プルルルルッ…プルルルルッ…
「うわっ!
び、びっくりしたー…
ごめん、私のだ」
自分の着信音に驚いてしまった
「もしもし」
『渚!!
あなた今どこにいるの!?』
うっ…、耳キーンってなった…
着信相手はお母さんだ
駿くんも、携帯から漏れた声に驚いていた
「今家の周りを探検してたの!
心配かけてごめん…
忙しそうだったから、後で連絡しようと思ってたの」
『はぁ…、もうわかったから…
引っ越し一通り終わったから、帰ってきなさい』
「はーい、わかった
それじゃ」