最後の恋




「ねぇねぇ、駿くんはなんていう学校に行ってるの?」

「俺は森ヶ丘学園っていうとこだけど…」

「やった!
私も明日その学校に転校するんだ!
よろしくね」

「よろしく」



私今日はついてるー!
早速、友達ができるなんて思ってなかったな



プルルルルッ…プルルルルッ…



「うわっ!
び、びっくりしたー…
ごめん、私のだ」



自分の着信音に驚いてしまった



「もしもし」

『渚!!
あなた今どこにいるの!?』



うっ…、耳キーンってなった…


着信相手はお母さんだ
駿くんも、携帯から漏れた声に驚いていた



「今家の周りを探検してたの!
心配かけてごめん…
忙しそうだったから、後で連絡しようと思ってたの」

『はぁ…、もうわかったから…
引っ越し一通り終わったから、帰ってきなさい』

「はーい、わかった
それじゃ」





< 7 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop