電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
「ああ。バンパイルさ、結局手に入れられなかった。オレのところ、各位が下だからな・・・」
と、忠が言った。
「ひどいよね。金持ちの人たちが上とかさ!」
私は言った。
「おいおい、病室で電話しているんだろう?ならもう少し小声でしゃべりなよ」「あ、ごめん。そうだった。・・・だって珍しいんだもん。忠から電話くれるなんて」
「いや、実はあと問題がもう一つ出てきたんだ」
「問題?どんな?」
「実はさ、小学校から過去の時代を繋ぐ空間が現れたらしいんだ」
「空間?ってもしかして“次元”って呼ばれるヤツ??」
「オレの弟の誠(まもる)が、見たらしいんだ…」
「見たって何を見たの?」
「誠がお使いに行っている時…」
「ちょっと待った!」
と愛海こと私は忠の話を止める。
と、忠が言った。
「ひどいよね。金持ちの人たちが上とかさ!」
私は言った。
「おいおい、病室で電話しているんだろう?ならもう少し小声でしゃべりなよ」「あ、ごめん。そうだった。・・・だって珍しいんだもん。忠から電話くれるなんて」
「いや、実はあと問題がもう一つ出てきたんだ」
「問題?どんな?」
「実はさ、小学校から過去の時代を繋ぐ空間が現れたらしいんだ」
「空間?ってもしかして“次元”って呼ばれるヤツ??」
「オレの弟の誠(まもる)が、見たらしいんだ…」
「見たって何を見たの?」
「誠がお使いに行っている時…」
「ちょっと待った!」
と愛海こと私は忠の話を止める。