電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
忠はなんで止めるんだ?って顔をするから、私は続けて、
「なんで、忠の弟にお使いやらせてるの?普通は兄が行くもんでしょ?」
「はぁ?なんでオレが行かなきゃならないんだよ!!」
「……いいわ。止めた私が悪かった。…話、続けて」
私は、兄弟なんていなくてよかったのかもって少し思った。ううん。思ってしまったのかも。
だって、こういう自分勝手でかつ自分が一番っていう気取っている人ほど、心は汚いって言うから。
で、忠は話を続けた。
「そしたら、小学校のグラウンドで黒い人がにょろにょろと現れるのを見たらしいんだ。」
「黒い人……?」
「もしかして愛海なら分かるかと思ってさ」
愛海の心の中。(…もしかしてイグレアル?そんなわけないか。)
「ねえ、忠。イグアレルの可能性って無いかな?」
「イグアレルって妖怪か?」
「なんで、忠の弟にお使いやらせてるの?普通は兄が行くもんでしょ?」
「はぁ?なんでオレが行かなきゃならないんだよ!!」
「……いいわ。止めた私が悪かった。…話、続けて」
私は、兄弟なんていなくてよかったのかもって少し思った。ううん。思ってしまったのかも。
だって、こういう自分勝手でかつ自分が一番っていう気取っている人ほど、心は汚いって言うから。
で、忠は話を続けた。
「そしたら、小学校のグラウンドで黒い人がにょろにょろと現れるのを見たらしいんだ。」
「黒い人……?」
「もしかして愛海なら分かるかと思ってさ」
愛海の心の中。(…もしかしてイグレアル?そんなわけないか。)
「ねえ、忠。イグアレルの可能性って無いかな?」
「イグアレルって妖怪か?」