電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ②

「デマってその頃ってそんなに広がっていたのか？」
「分からないが、そこまでいかないかもしれない。だが、あの頃はまだ、ネットワークが不完全だったからさ…」
颯太と健太の通話は、そこで終わった。
健太は颯太のデーターベースからダウンロードした情報をみていた。
「あいつには何か秘密を握っているに違いない！」
そして、颯太からダウンロードした情報のフォルダを解凍する。
０％からものすごいスピードで％が増えていく。
そして、１００％になった時、『エラー』という文字が大量に出る。
そして、ドクロマークがウィンドウに表示され、『爆発まであと１０秒』とカウントダウンしていく。
「まさか、オレのハッキングされることを予想してドクロバグをしかけたな……！くっそ！！」
そして、『９…８…７……５…』
健太はそのドクロバグを防ごうとキーボードを素早く打ち、ドクロバグを削除しようとする。