電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
智美ちゃんや咲恵子さんからの話だと、パケット通信という別料金法で使った分・かかった分だけお金を払う。
人間、高いお金を払うしか電界に住む妖怪も普通の人間も存在できないのだろうか?
「おばあちゃん、一体何を作ったの?」
咲恵子さんが言った。
「今度はネットを使って妖怪を捕まえるキャッチ・ミッターじゃ」
とフジミおばあちゃんが言った。
「なんかイマイチなネーミングね……」
智美ちゃんは言った。
「そう?私はとてもいい名前だと思うけど…」
と、私は言った。
すると、智美ちゃんはそのキャッチ・ミッターの一つを手にとった。
「で、これを使ってどうするの?」
と、智美ちゃんが言った。
「そのブライリーって妖怪を捕まえるってこと?」
と、咲恵子さんが言った。
「いや、違う。ブライリーたちをまとめて一掃するのじゃ」
と、フジミおばあちゃんが言った。
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