電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
急いで退治しなくては!私や智美ちゃん、咲恵子さん。そして、この年齢でも元気に走り回れるフジミおばあちゃん。
私はフジミおばあちゃんみたいに若々しく元気でいられるのか。ちょっとそんなことを考えながら私は行動していた。
不安だったのかな?自分は智美ちゃんのおかげでクラスのイジメから解放された。でも私は智美ちゃんに何にもお礼とかおかえしなんてしていない。
智美ちゃんに迷惑をかけっぱなしだった。私って、もしかして、ダメなやつ!?なんかそんなことを考えていたら、手が止まってしまった。

―――――
「おーい!美希?どこにいるんだ!?」
誰かが私を呼んでいる。

ある神社。
双子の石像。

「美希?返事して!」
誰かが私を探している?

祭りの風景。
「君は夏祭りは楽しいかい?」
「うん。私ね、祭りは家族と一緒に楽しめるから大好き!」

暗い森の中。
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