電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
「お父さん!お母さん!どこ??」

どこかの場所。
「ココは来てはいけない世界なんだ……、だから美希。君はここから離れるんだ!」

―――――
「…希。・・・美希!……美希!」
智美ちゃんの声が聞こえる。
「……はっ!」
私は気がついた。
「美希ちゃん大丈夫?危なかったよ。道路のど真ん中でボーっと突っ立ってるんだもの」
咲恵子さんが言った。
「え、私……どうしちゃったんだろう?」
私は言った。
その時、咲恵子さんは何かに気付いたのか…。
「あ、ブライリーはどうなったの?」
と、私は言った。
「大丈夫じゃ。全滅したことも確認済みじゃ。これで、もう大勢の人たちが高額パケットを請求されなくなるじゃろう」
「良かった」
と、私はホッと落ちつく。
「良かったじゃないよ!美希、最近大丈夫?ボーっとすることが多くなってない?」
「え、そうかな?」
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