電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
「うーむ。一体これは?」
徐々に美希の体が元通りに戻っていく。そして、完全に戻った時、美希は、目が覚めて……
「……う…うん。…あれ?私…」
「良かった!気がついた!もう美希何度も心配かけすぎ!」
「本当に大丈夫?」
智美ちゃんがすごく心配してくれていた。目を覚めたら、皆が涙を浮かべていた。
私は、生きてはいけない人間なのかな?
本当に邪魔な存在なのかな?
そればかり考えてしまう。
「うん」
と、私は返事はしたけれど。
「ねえ、おばあちゃん美希の状態(ステータス)は?」
と、智美ちゃんは訳の分からない事を言っていた。
でも、私は詳しくは聞かなかった。なぜだろう?
自分で調べた方がいいって思えたからかな?
「うむ。大丈夫じゃ。何もかもが正常じゃ。高額パケットも請求されておらん」
フジミおばあちゃんはウィンドウを細かく見て確認して言っていた。
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