電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ②

たとえ、殺した犯人が悪くてもね。」
「何それ！？そんな不公平なの？」
智美ちゃんが言った後、私は言った。
「それがこの世界なの。私だって、本当はこんな世界に生きて幸せになれるなんて思ってないよ。だって、私たちが大人になった時にはもう、就職なんて全く（１００％）出来ないって言われているからね」
智美ちゃんが言うと、続けて、愛海ちゃんがこう言った。
「そうそう。だいだい政治家の話をまともに聞く国民もどうかしてるよね」
「いやいや、愛海がそんなこと言っちゃだめでしょ？」
「いいもん。別に。結局私にまで文句が飛んでくるんだもん。私悪くないのに！！国民ってそういう自己中心的な事があるんだよね。結局さ、自分たちが選んだのに政治家の性にするでしょ。」
「いろいろと不満が積っていたんだ…」
私は心の中で言った。
「結局さ、２０１０年からさ便利になってきてさ３Ｄテレビも、４Ｄでしょ。２Ｄじゃダメなのかな？」