電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
体が必要以上に疲れちゃう。あ、でも智美ちゃんも反省したのか変わるんだけどね。
あ、でもその話は悲しい話から数カ月経った後の話なんだけど。
その前に悲しい話しがあった事を話さないとダメだよね。



「ところで、静香。街中で騒ぎになっているのって何!?」
「あれ、知らない?」
と、静香が、かばんの中からある1枚のチラシを出す。
「なに?これ?」
と、私は言った。
そのチラシには、“廃工場が突然と消える怪奇現象”と書かれていた。私は、全く知らなかった。
だって、前にも言った通り、名古屋に帰ってきたのは久しぶり。静香ともメールのやり取りでも、そこまでは話さなかった。
と言うか、私が忙しくて余裕がなかったんだけどね。
「最近、秘密の妖怪のウワサが流行り始めた時に、同時に起きた事なんだけど、廃工場になっていたごみ処理所が突然見えなくなるんだって」
と、静香は言った。
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