電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
「そう!!私たちはそれが言いたかった」
と智美ちゃんと愛海ちゃんが言った。もしかして、似た者同士!?かな。
「でもさ、子供が分からない事も大人になれば分かるんじゃないかな?よく、親のありがたみは大人になればよーく分かるって言うし…」
すると、
「ううん。この都会はそんな事は通用しないの。覚えておいた方がいいよ美希も。悟州都町はまだ首都よりもマシな方だから」
と愛海ちゃんは言った。
「あの、病院でおしゃべりはやめて下さい。他の患者さんの迷惑になります」
と、看護婦の方が言った。
「はいはい、関係ない人は帰ってくださいね!」
もう一人の、看護婦を長年やっている感じの人が言った。


私たちは、病院から離れている場所にいた。
私たちは家へ帰るために歩いていた。すると、
「もう、ああいう看護婦がいるから私たちがチョー緊張しなくちゃいけないんだよ」
と、智美ちゃんが言った。
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