教壇と愛の狭間で~誰も知らない物語~
そして数日後。


「ええ!?受かったぁ!?」


あの後、翔君に強制的にエムアールティー証券株式会社の入社試験を受けさせられた(しかも試験日、会場まで付いてきた)あたしは合格の知らせを受けて驚愕した。


「水香、すごいわね」


いや、我が母よ。


それはまぐれというものだと思うのだが。


いや、まぐれでも受かるなんて思っていなかった。


まさに寝耳に水だ。


こうしてあたしはエムアールティー証券株式会社、つまり先生が社長を務める会社に入社することになった。


しかし、これが翔君の策略だったとは。


そして、また再びあの恋が始まろうとは…。


この時のあたしは知るはずもなかった。


裏・教愛1 FIN
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