教壇と愛の狭間で~誰も知らない物語~
裏・教愛2 Real face and Endless lie
水香と再会して俺、森田湊典は再び深い恋に落ちた。
しかし、それには戸惑いがある。
もちろん彼女との再会もまったく考えてなかったし、ましてや俺が社長を務めるエムアールティー証券株式会社に入社してくるなんて夢にも思わなかった。
しかし、戸惑いの原因はそのことではない。
今度こそ水香に俺の過去がバレてしまいそうな気がしたのだ。
もし、俺の過去がバレたら彼女はきっと…。
その先は考えたくない。
その先を考えることを、俺の頭が拒否する。
とにもかくにも絶対に知られてはならない。
たとえ他の人間にバレてしまったとしても、彼女だけには。
「俺がどんなに願っても
お前はもうここにはいない
なぜだAh俺は何をしていても
どこにいようとも
お前しか頭にいない
なのにどうしていないんだ
見捨てた奴が悪い
見捨てた奴が悪い
そうさ見捨てた奴が悪い
そいつはどこだ、闇の中
そんなの納得いかねぇ
そう言ったってそれが人生さ
でもこの気持ちはそれでは通用しない…」
これは以前、デートの時に路上ライブで聴いたラップだ。
このラップの本当の意味と、それを歌っていた奴を俺は知っている。
だから狼狽したのだ。
ラップを聴いて冷や汗をかいたわけではない。
そう、ラップにトラウマがあるなんて嘘なのだ。
しかし、それには戸惑いがある。
もちろん彼女との再会もまったく考えてなかったし、ましてや俺が社長を務めるエムアールティー証券株式会社に入社してくるなんて夢にも思わなかった。
しかし、戸惑いの原因はそのことではない。
今度こそ水香に俺の過去がバレてしまいそうな気がしたのだ。
もし、俺の過去がバレたら彼女はきっと…。
その先は考えたくない。
その先を考えることを、俺の頭が拒否する。
とにもかくにも絶対に知られてはならない。
たとえ他の人間にバレてしまったとしても、彼女だけには。
「俺がどんなに願っても
お前はもうここにはいない
なぜだAh俺は何をしていても
どこにいようとも
お前しか頭にいない
なのにどうしていないんだ
見捨てた奴が悪い
見捨てた奴が悪い
そうさ見捨てた奴が悪い
そいつはどこだ、闇の中
そんなの納得いかねぇ
そう言ったってそれが人生さ
でもこの気持ちはそれでは通用しない…」
これは以前、デートの時に路上ライブで聴いたラップだ。
このラップの本当の意味と、それを歌っていた奴を俺は知っている。
だから狼狽したのだ。
ラップを聴いて冷や汗をかいたわけではない。
そう、ラップにトラウマがあるなんて嘘なのだ。