教壇と愛の狭間で~誰も知らない物語~
「?」
石野先生から一体何を聞いたんだろう。
「お前、英語出来ないんだってな」
「はあ」
石野先生、なんでよりによって好きな先生に欠点を教えてるんですか。
そりゃ去年もあたしの担任だったから、あなたとはまる1年付き合ってますけども。
ひどいよぅ。
「みっちり教え込んでやってくれって言ってたからさ」
「ええーっ…」
先生、いくらなんでもひどすぎますって。
なんて仕打ちを…。
もう、こうなったら話を変えてやるんだから!
「先生」
「ん?」
「昨日…女の子が先生に告白するところ、あたし見てましたよね?」
「ああ。それがどうかしたのか?」
「ええ。ええ。どうかしましたとも。あれはもう、かなりどうかしちゃいましたよ」
「おう、何だ?」
いきなりテンションの変わるあたしに先生は少し笑って聞いた。
「先生は好きな奴がいるとか言ってましたけど…あの…」
「ん?」
「でもどうしても伝えたいんです」
「え?何?」
「あの、あたし…実は…」
そこで言うべきか迷ってしばらく何も言えなかった。
しかし、あたしはとうとう覚悟を決めた。
そして恥ずかしいけど先生の顔をまじまじと見ながら真剣に言った。
「あたし…先生が好きなんです!」
石野先生から一体何を聞いたんだろう。
「お前、英語出来ないんだってな」
「はあ」
石野先生、なんでよりによって好きな先生に欠点を教えてるんですか。
そりゃ去年もあたしの担任だったから、あなたとはまる1年付き合ってますけども。
ひどいよぅ。
「みっちり教え込んでやってくれって言ってたからさ」
「ええーっ…」
先生、いくらなんでもひどすぎますって。
なんて仕打ちを…。
もう、こうなったら話を変えてやるんだから!
「先生」
「ん?」
「昨日…女の子が先生に告白するところ、あたし見てましたよね?」
「ああ。それがどうかしたのか?」
「ええ。ええ。どうかしましたとも。あれはもう、かなりどうかしちゃいましたよ」
「おう、何だ?」
いきなりテンションの変わるあたしに先生は少し笑って聞いた。
「先生は好きな奴がいるとか言ってましたけど…あの…」
「ん?」
「でもどうしても伝えたいんです」
「え?何?」
「あの、あたし…実は…」
そこで言うべきか迷ってしばらく何も言えなかった。
しかし、あたしはとうとう覚悟を決めた。
そして恥ずかしいけど先生の顔をまじまじと見ながら真剣に言った。
「あたし…先生が好きなんです!」