◆女の子の特権
『悪いな、急に来て。荷物取りに来ただけだから。』
そう言ってズカズカと昌也は家に入ってきた。
「ごめん。送ろうとはして・・・」
るわけないだろーか!ばーか!
全部捨てるつもりだったわ!!
しばらく荷物をあさり、
まとめ終わると昌也は床に座ってくつろぎ始めた。
こんな男のどこが好きだったんだろう。
『そういえば、お前にこれ買ってきたんだ。食え。』
そう言って差し出したのは、
コンビニのケーキ。
「ありがと・・・」
とりあえず受け取り、食べる。