◆女の子の特権



「わたし、




・・・甘党なの‼すごくね!
だけど、もうコンビニのケーキにはとっくのとうに飽きちゃったの。
というか、もうこのお店のケーキじゃないと
わたしは満足出来ない!!だから・・だから・・・・」




『おれは違う言葉を期待してたんだけどな。もっと甘いのを。』



顔を上げると、彼は笑っていた。




『おいで。店長の作った、とびきり美味しいケーキを食べさせてあげるよ。そしたら、甘いケーキの味に便乗して甘い言葉も出てくるかもしれないし。』








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