隣に住んでいるのは先生で……。
「それは………」
どうしよう……。
一応、先生に教えてもらっていることは伏せておいた方がいいよね……。
怪しまれても困るし……。
それに先生が隣に住んでいることを誰にも言ってないしなぁ……。
「それは………私に数学を教えてくれている人がスパルタで………」
「隈ができるほど!?凄いスパルタなんだね!」
「うん……。まぁ……ねぇ………」
まさか、私が言っているスパルタ教師があの斎藤先生とは思わないだろうなぁ……。
「でも、その調子だと数学はなんとかなりそうだね。それにしても………」
「……………?」
急に真奈が真剣な顔をして考え始めた。
何をそんなに考えているの……?