隣に住んでいるのは先生で……。
本当は自分でも気づいているんだよ………。
先生のことが好きって………。
まさか、真奈にこの気持ちをばれるとは思わなかった。
自分では、必死に隠していたつもりだから。
それに、私はあのエレベーターの時から先生を嫌っていた。
先生に子供扱いされて、やっぱり先生を好きになったんじゃない、勘違いだったって思った。
けど………違った。
どこにいても、頭の片隅にはいつも先生のことがあった。
そして、日に日に自分の気持ちに嘘をつけなくなっていった………。