隣に住んでいるのは先生で……。





先生は違うものを頼むと思っていた。



なぜなら、他にも美味しそうなメニューがたくさんあるから。



私は疑問に思って、先生に言った。



「先生もオムライス食べたかったんですね」



「あぁ、だからここに来たんだ」



「えっ………」



それはとても意外な言葉だった。



「ここは他にもいろいろメニューがあるけど、オムライスがとっても美味しいんだ。」



「へぇ・・・そうなんだ」



「綾子と一緒に食べたかったんだ」



そう言った先生はとっても優しい微笑みだった。



なんて、甘い台詞をさらっと言い退けるんだろう………。



こんな先生のおかげで、私はいつも心臓がもたなくなりそうなんだから………///。



きっと、この容姿と甘い台詞で数々の女性達を落としてきたんだろうなぁ………。



一体何人ぐらいの人が先生に惚れっ………



「見すぎ」



私の思考はこの一言で遮られた。



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