隣に住んでいるのは先生で……。
「落ち込んでると思ったら、照れたり忙しい奴だな(笑)」
気づいてたの………?
私が落ち込んでたこと………。
普通に話しかけてくれたから先生は気づいてなかったのかと思った。
「どうせ、変なこと気にしてたんだろう」
「…………///」
だって、先生がこんなにも魅力的で、隣にいる私は全然何の魅力もなくて………。
せめて、制服じゃなくて綺麗な可愛い服を着て一緒にいたら少しは先生に釣り合えたかも知れないって思うと場違いに感じた。
だって、大好きな先生の目にはいつだって素敵な姿で映りたいと思うから………。
誰よりも………。
「綾子は………」
その言葉に、再び先生の方を見た。
「笑っていればいいんだよ」
そう言った先生は笑っていた。
笑っていればいい………かぁ………。
そうか………。
そして、私も先生に釣られて笑った。
その後にすぐ、オムライスが運ばれてきて、二人でたわいもない話をしながら食べた。
その時に食べたオムライスが今まで食べた中で一番美味しくて幸せだった。