隣に住んでいるのは先生で……。



すると、信号が赤になった。



そして、それまで運転していて前を向いていた先生がこっちを振り向いた。



その瞬間、先生と自然に目が合った。



先生の目はとても澄んでいて、見ていて吸い込まれそうなほどだ。



そんな先生の目を離すことが出来なくなった私は体も動かせずにいた。



まるで、二人の間には時間が止まっているかのように、私達はしばらく見つめ合っていた。



夜なので人通りの少なく私達のいる車しか走っていない道路の信号はいつの間にか青になっているのにも関わらず、私達はまだ見つめ合っていた。



―――ゴクッ



私は生唾を飲み込んだ。



突然先生が少しずつ距離を縮めてくる。



「えっ………///!?」



遂に、先生の息が鼻の先に掛かるほど………。



どうしよう………///。



近いよ………///。



押し返すべき………?



でも…………///どうしよう!!!!



私は意を決して、思いっ切り目を瞑った。



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