隣に住んでいるのは先生で……。



「はぁ………」



私はベッドに勢いよく飛び込み、深い溜め息をついた。



何て幸せなんだろう。



ベッドに仰向けになり、ネックレスを手に取り見上げた。



「綺麗………」



とっても私が好きなタイプのネックレス。



誰がくれたんだろう?



目が覚めて起きた時についてた………ってことは昨日貰っているみたいだけど………。



やっぱり、心当たりは一人しかいない訳で………。


あっ………!!!



今、気づいたけど………私どうやって帰ってきたの!!!



昨日………あれから何があったの?



そう思っていたら………



―――シュ〜



開けていた窓から強い風が吹いた。



「寒っ………」



私は急いで窓を閉めた。



もう随分と季節も冬から春になり、暖かくなってきたと思っていたから窓開けたのに………。



もう少し、春は遠いのかな………。



そんなことを考えていると………



あれ………?



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