隣に住んでいるのは先生で……。



私は差し延べていた先生の手を………



払った……。



「えっ………」



私は何も言わずに自分で立ち上がって、先生から逃げるように去った。







「はぁ……はぁ……」



随分と走ってきた気がする。



気がついたら、家の近くの道路まで歩いて来ていた。



先生、とっても驚いた顔をしていたなぁ……。



助けて貰ったのに、こんなことしてはいけない……



とっても失礼なことをしていることだって……



それも分かってる……。



頭では分かっているはずなのに……



気持ちとは反対の行動をとってしまう……。



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