隣に住んでいるのは先生で……。



「返事がないから寝てるのかと思った……。こんな所で寝たら風邪ひくのに……」



「…………////」



もう一度……。



もう一度……聞きたい…。


私の名前を呼ぶ、先生の声を……。



「この前はありがとうごさいました。お陰で助かりました………////」



「いいえ……。じゃあ、寝るね……。また明日」



「また明日……////」






「おやすみ……。綾子」



「おっ……やすみ……////」



ガラガラッ



そう言って、先生が部屋に入っていく音がした。



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