恋に落ちる音がした。
第1章

ガラス越しの出会い





「....あーあ。みんな恋しちゃってさ。」




ーーージリジリと日射しの強い初夏。


セミの大合唱をバックに、
友達ふたりと机を並べてランチ。



この暑い中、地獄とも言える授業から
やっと解放されたのだ。



「あ"っつ~。あんたソレ、今日で何回めよ?」

「4回目!あたし数えてたからね。」








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