運命の恋は最強暴走族とⅡ


「……愛…。」

もう一度一誠さんがねぇちゃんの名前を口にした時、温かい何かが頬に流れた。

“涙”


「お前…なんで泣いてんだよ」

「なんか…悲しくなって。
すんません…」

「ありがとうな…
オレのために泣いてくれて…
情けねぇな。」

「情けなくなんかありません!」

「すぐに、いつものオレに戻るからな」


一誠さんはやっぱり一誠さんだ…
強くて、勇ましい。

オレの憧れの人。

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