トマト100%
「なんだよ!お前もなんか言うのかぁ!?」
「まだ何も言ってないじゃん。」
「どうせ予想はできてる。」
こいつも他の奴ら同様なんだろうな。
「まぁ、彼氏がアイドルってのは自慢できるよね。」
里美は...俺の彼女だ。
こいつの自慢のために、俺はアイドルになったんじゃない。
「じゃあ、別れようぜ。元カレって自慢できるじゃん。」
「はぁ?マジで言ってんの?えっ、なんで。」
「里美ならわかるだろ。俺これから売れてくんだぜ?そっちに熱心したいし、お前と付き合ってらんない。」
俺は、上を目指すんだ。
アイドルなんて、なる気どこにもなかったけどな。
ここまで来たら、やるよ。