トマト100%


『あるところに、とってもイケメンな少年がいました。その名は桃太郎。』




『俺は、島へ鬼に会いに行く!あいつに勝てなければ...。』

『桃太郎、あんたがそんなに言うなら。』






春真君の演技は順調だった。



『そのころ鬼が島では...。』


『つまらぬ。なぜ誰も私に決闘を申しに来ぬのだ!!』

『強すぎるんです!!』

『皆が弱すぎるんだ!!』



『決闘を申し出る者が、出たという連絡がきました。』



春真君は...どんな演技で俺に向かってくるんだろう。



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