や っ ぱ り 、 好 き 。
『透……?』
「深久……ごめんな。
ほんとに……ごめん。」
透が……泣いてる?
「失うのは一瞬だけど
取り戻すのは一生かかる
って言われて、
正直、だいぶキツかった。」
『ごめん……』
「謝らなくていいよ。
そう言われても仕方ないから。」
涙を拭って、わたしを見る透。
そして、言った。
「許して欲しいとは言わない。
信じて欲しいけど……
今すぐ信じてくれとは言わない。
でも、これだけは、
俺の本当の思いとして
知ってて欲しい。
俺は、深久のことが好きだ。
深久に側に居て欲しいし
深久の側に居るのは
俺であって欲しい……。」
*