処体験ガール(shotaiken girl)vol.5
「…さ、佐々く…ん?」
「……なんで、言わねぇの?」
ギシッ!!
低い声と同時に、ベッドが大きく揺れて、佐々くんの体温が離れた。……瞬間、
――グイっ!
顎をつかまれて唇が重なった。
――ゾク……ッ
背筋に、電流が走る。
「……ん、んん、ぁ…は…」
――くちゅ…ちゅ…
息をつく間に、唾液を絡めて、
――絶対わざとだ……
やぁらしい音をたてる。
でも、その音に煽られて、急激に体が熱くなっていく。
――スキ。
どおしよう……
――佐々くんがスキ……
甘ったるい……、ハチミツみたいな濃密なキスに、
アタマの芯がとろとろになってく。
何も、考えられなくなっちゃう……