全部、私からだった。
下半身はりっくん自身に貫かれ、上半身は上半身で、耳や口、頬、胸と絶え間なく愛されて、本当にもう、気が変になりそうだ。
意識も記憶も何もかも、どこか遠いところへトリップしてしまいそう。
「りっくん、りっくん……」
何度も何度も名を呼んだ。
なんとか意識を保つために。この甘美な営みを手放さないように。
「多恵、愛してる。
お前以外、何もいらない」
そう囁いてりっくんは、唇に長い長いキスをくれた。
意識も記憶も何もかも、どこか遠いところへトリップしてしまいそう。
「りっくん、りっくん……」
何度も何度も名を呼んだ。
なんとか意識を保つために。この甘美な営みを手放さないように。
「多恵、愛してる。
お前以外、何もいらない」
そう囁いてりっくんは、唇に長い長いキスをくれた。