最愛〜最高の涙を君と…〜
「じゃーあとで迎えに来るな」
C組だった瞬と教室の前で分かれて
あたし達はB組へ向かった。
「うるさい人とかいないといいなー」
「麗、騒がしいの嫌いだもんね」
「うん。ヤダ」
じゃあ何で瞬といるの?
って聞かれたら答えられないけど(笑)
「ま、瞬には悪いけど私達一緒でよかったー」
「本当にね」
「席とか決まってるのかしら?」
「さぁ?どうだろ…」
そう言って教室の扉を開けた。
瞬間、ザワザワしていた教室が
一瞬にして静まり返った。