最愛〜最高の涙を君と…〜
「じゃあ、校門ね」
分かってない。
分かってないよ一ノ瀬颯。
「だめ、学校の裏の○×公園ね。決まり」
あそこなら人もあんまり
通らないし大丈夫かな。
「わがままだな……まぁ別にいいけど」
それからあたし達は
何も言わずに歩き続けた。
手はしっかり繋いだまま。
ん?
ていうか、あたしこいつに
一度押し倒されて
キスまでされてるよね?
なんか色々あって忘れてたけど。
明日から一緒に働くって
大丈夫かあたし?