最愛〜最高の涙を君と…〜
校門のところで
山都に会った。
「おはよー山都」
「あ、おはよ。瞬と夏帆何してんの?」
あたしと翔君の後ろで
まだギャーギャー
言い合っている2人。
「あぁ、分かんない」
「…麗、この人は?」
あ、山都は翔君を
知らないのか。
「瞬のお兄ちゃんの翔君」
「ああ!どうりで似てると思った。初めましてっ!」
ニコッと笑う山都は
やっぱり犬だ。
「初めまして。けど、瞬より俺の方がかっこいいだろ?」
「翔さんのが大人!って感じでかっこいいっす!」
「ははっ。こいつかわいいな麗」
翔君も山都を
気に入ったようだった。