最愛〜最高の涙を君と…〜






「ば、馬鹿じゃないの。…ありがとね、おやすみ」





―――――ガンッ







なんだか恥ずかしくなって
扉を閉めようとしたら
颯が足でそれを遮った。






「な、なに」

「鍵、すぐ掛けなよ。チェーンも……おやすみ」

「…う、ん。おやすみ」





颯が足をどかしたから
今度こそ扉を閉めて
言われた通り鍵をかけ
チェーンロックもした。




気持ち悪いし、怖かったけど…
颯の優しさとかっこよさの方が
あたしの中で上回った。







ダメだ、
気持ちが溢れ出しそう。







< 187 / 358 >

この作品をシェア

pagetop