最愛〜最高の涙を君と…〜
夏帆に返信して、
そろそろ行こうかな。
そう思った瞬間。
――ピンポーン。
チャイムがなって
玄関に行ったら夏帆と瞬がいた。
「今日は寝坊しなかったのね」
「そんな毎日寝坊しないよ」
「よく言う」
「っていうか、昨日も来てくれたら良かったのに…」
そしたら寝坊せず
余裕をもって学校に行けたはず。
「えー?昨日も来たわよ」
「家近いんだから声かけずにいくわけねーだろ」
「どれだけチャイム鳴らしても応答なかった麗が悪いのよ」
そう言われてあたしはもう
何も言えなくなった。