最愛〜最高の涙を君と…〜






「は?」




思わぬ回答に
間抜けな声が出る。




「…………」




相変わらず無表情なこの男。
今のは聞き間違い?




「意味分か、んない」

「本当に分らない?」

「颯が、あたしを……好き?」




ちょ、待って。
全然理解できない。








「好きじゃなかったらこんなことしないし」








そう言って、




颯はあたしに
二度目のキスした。








< 252 / 358 >

この作品をシェア

pagetop