最愛〜最高の涙を君と…〜
明日目が覚めて
今のは全部夢でした。
ってなったらどうしよう。
「泣かないでくれる?」
泣かしてるのは颯だよ。
そんな言葉言ってくれるなんて
想像もできなかった。
「…泣かさないでよ」
「もう泣かさないよ」
そう言ってあたしを抱きしめた。
「返事は」
「聞くの?」
「聞かなくても分かるけどね」
「なにそれ。自信満々じゃん」
颯を抱きしめ返しながら
素直になれないあたし。
本当どこまでも可愛くないな。
「好きでしょ?俺のこと」