最愛〜最高の涙を君と…〜
「いやー愛されてんな麗」
颯が去った後、翔君が
にやにやしながら言った。
それに続いて夏帆、瞬、山都も。
「本当に!まるで別人みたい」
「あんな喋ってる一ノ瀬初めて見た」
「やっぱり一ノ瀬さんはかっこいいなぁ…」
山都だけずれてるのは
置いといて。
颯怒ってる、よね。
颯のあんな顔初めて見たし…
「それよりも…」
ん?夏帆?
「このバカっ!!」
「え、あたし?」
「あんた以外に誰がいるのよ」
「ご、ごめんなさい?」
「もっと早く言ってよ!私…あんたになんかあったら…」
夏帆は怒っているけど
あたしのことを本当に心配
してくれている。