最愛〜最高の涙を君と…〜






「気持ちわりぃ」

「やだ、なにこれ…」

「警察届けた方がよくね?」




気持ち悪いとか、警察とか
そういうの以前に怖かった。

この時一瞬、颯の顔が浮かんで
なんだか嫌な予感がした。




「麗?大丈夫?」

「あ、うん…」



颯、大丈夫だよね?
これはあたしに向けてだよね?



















―――――――カタッ







不意に後ろから物音がした。







< 300 / 358 >

この作品をシェア

pagetop