最愛〜最高の涙を君と…〜
「もっとくわしく話しなさいよ…で?かっこよかった?」
やっと視線をこっちに向けたと思えば…
「瞬よりかっこよかった………かも」
「えーなにそれ!麗がそんなこと言うの初めてじゃん!超見たい!!」
夏帆は興奮して
身を乗り出してきた。
失礼な人だったけど
顔だけはかっこよかったな。
チャラそうだったけど。
「同じ学校なんだしそのうち見れるでしょ。っていうか眠い…寝る」
あたしは会いたくないけど。
そしてあたしは机に顔を伏せた。
ちょっとー?
なんて声が聞こえたけど
眠くて反応はしなかった。