最愛〜最高の涙を君と…〜
差出人不明の手紙
「麗、麗!起きて」
「…んー……」
「朝ごはんできるって」
昨日はあのまま夏帆の家に
泊まらせてもらった。
昼間寝すぎたせいで
なかなか寝付けなかったけど。
「あーい」
あたしが目を覚ませば
夏帆はもう制服を着ていて
髪も化粧もバッチリ。
いったい毎朝何時に起きてるんだろ。
「もー朝からだらしないな。シャキっとしなよ!」
……朝だから
シャキッとできないんだよ。
「はいはい。顔洗ってくるー」
「もー。リビングにいるからね」
「はいよ」
顔を洗って、あたし専用の
歯ブラシで歯を磨く。あー…眠いな。