メガネ王子
STEP*1
あたしの位置
「―からして、この問いは…」
「ギャハハハハ!!それはありえねぇ(笑)」
「青山さん。今は授業中ですよ。」
「あ、はーい。すみません」
…高校にはいってすぐは、まだ“マシ”だった。
月日が経つほどに、あたしはどんどん変わっていき、クラスのほとんどがあたしに笑ってくれていたはずだったのに、いつの間にかあたしはみんなから遠のかれていってた。
それに気付いてなかったバカなあたしは、みんなはあたしを好きだから、笑ってくれたんだって思ってた。
でも、違うかった。
そんなみんなの笑みは、苦笑いだったなんて…。