ﾒｶﾞﾈ王子

「変じゃないですよぉ!!」

「あら、そうかしら(笑)良かったわ」


ホホホ、と頬に手を当てて笑う。

あたしたちは今、アパートの広場の掃除をしてる。



今日は一週間に一度のバイトが休みの日だったから、大家さんの力になろうと思う。


「お母さーん」


ひょこっと沙月が大家さんのお家から顔を出した。


「まず挨拶でしょーが!!」


「ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ。」