メガネ王子


「あたしに出来ることがあればいつでも言ってくださいね………?」


大家さんは一瞬固まったけど、



「ありがとう。」



と笑ってくれた。


それからあたしは学校へ行くため、自分の部屋に戻った。


制服のボタンを止めながら、あたしは思ったんだ。


“学校…、辞めても良いんじゃないか”


あたしは特待生として入学したから


お金は生活費だけで良いけど…。


今のあたしは、学校なんて行く意味無い。


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