音姫と4人の仲間たち♪

それからあたし達の猛練習が始まった。

授業の時以外は練習。

もちろん、喉を痛めたいようにも気をつけている。

宣言通り1日で書きあげた曲は既に皆自分のものになりつつある状況。

もちろん振り付けもその曲にあったものを考え、お互いに工夫点を出し合いながらよりよいものを作り上げようとしている。

「ここ半音ずつさげようか」

あたしは楽譜を指差す。

「了解。そこ、ちょうど出しにくいと思ってたところだったんだ~」

「ちょっと慣れるまで大変かもしれないけど・・・ごめんね」

「大丈夫大丈夫、うまくいくに越したことはないって」

彩菜ちゃんの明るい笑顔にあたしも笑顔を返した。

「美鶴~!!彩菜~!!」

「「何?永遠(君)」」

「全体曲やろ~!!」

「らじゃ~」

あたし達は厳しい練習を通して絆?が深まった結果、お互いを名前で呼びあうようになっていた。

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