音姫と4人の仲間たち♪
「部屋も綺麗ねぇ」
「うん!あ、見てみて!ピアノまで置いてある!」
あたしは荷物を床に置くと電子ピアノの前まで走る。
「何か弾いてみて」
「え・・・じゃあ」
あたしは頭に流れて来た音楽を奏でた。
彩菜ちゃん達との出会いからこれからの学園生活の期待。
そんな想いで奏でた音楽。
「すごい・・・。これはなんて曲?」
「今作った曲だから名前はないの」
「うそ・・・。あなた本物の天才ね!すごいわ、美鶴!」
彩菜ちゃんはあたしの手をつかむと小さな子供のようにはしゃいでいた。