音姫と4人の仲間たち♪
「どうだ?俺達の演技は」
「凄かった・・・」
あたしは高鳴る鼓動をおさえながら言葉を紡ぐ。
「ほら美鶴。あんたも放心してないでやるよ」
「もう!?」
一気に現実に引き戻されたあたしは硬直。
だって人前で歌ったり踊ったりなんてめったにしないし・・・。
「ほら立って。あ、御影君再生よろしく」
「了解」
あたしは無理やり立たされる。
「美鶴、恥なんて捨てなさい。なりきるのよ」
「うん」
あたしは深呼吸をすると、最初のポーズをとった。