音姫と4人の仲間たち♪
鞄をもつと部屋を出た。
はやく家に帰らないと・・・。
あたしの家はちょっぴり遠いところにある。
若干急ぎ足になりながらも、あたしは校門を抜けた。
「ただいまぁ」
家に帰ると、ママが飛び出してきた。
「おかえり美鶴。入試はどうだった?」
にっこりとほほ笑みながらそういうママ。
音葉優華(ゆうか)。35歳。誰もが振り向くような美貌をもつ見た目若い女性。
「ん・・・。あんま自信ないかな・・・」
あたしの言葉にまたしてもにっこりとほほ笑んでみせたママ。
「美鶴なら大丈夫よ」
そう言って頭をなでてくれるママに、あたしも微笑んでみせた。