音姫と4人の仲間たち♪
「もう少しだ」
「合格できなかったらどうしよう」
「大丈夫よ。練習してきたじゃない」
あたし達の発表はもうすぐ。
落ち着かない霧生君をおもしろそうにいじる御影君。
彩菜ちゃんが霧生君を落ち着かせようとしてるけど・・・。
「俺本番前の緊張嫌い・・・」
「そんなんでよくアイドルになろうと思ったよね」
「うっ・・・ステージに立てば緊張おさまるんだけどさ・・・」
「・・・それおかしくね?」
皆揃ってそんな言わなくてもいいんじゃないかな・・・。
「・・・霧生君。大丈夫だよ。あたしたちなら必ず合格できる」
「音葉・・・」
私は霧生君の手を握ると優しく微笑んでそう言った。
彼は最初は驚いていたけれど、笑って見せてくれた。